【投資罠】外貨建て一時払い保険を投資として考えるな

こんにちは。
今日もお金の勉強をして資産形成に繋げていきましょう!

保険は保険、投資は投資という話を以前よりしていましたが、
金融庁もダメ出しを行っているのが、「外貨建て保険」です。

恐らく、保険を投資商品として売っていること自体、注意喚起したい金融庁の思いが見て取れますが、
ひとまず今回は、外貨建て保険が投資商品として不適切な理由をお伝えします。

この記事は、外貨建て保険の注意点について書いています。
約10分(2000字)で読むことができます。

はん

お金に縛られない自由を求めて資産形成中の20代会社員が自身の経験をもとに、資産形成のノウハウやお金の知識について発信している著者が執筆しています。
 ・20代会社員
 ・社宅一人暮らし
 ・20代1000万円達成
 ・積立投資:持株会5万/オルカン10万
 ・高配当株や個別株を不定期にスポット買い

苦情件数が多いのも、外貨建て保険です。
皆さんが、先人の人たちが後悔した投資罠に掛からないように、外貨建て保険のあれこれについて学んでいきましょう。

目次

外貨建て一時払い保険に注意せよ

外貨建て保険とは

加入者は、積立保険として保険会社にお金を預け、保険会社が加入者の代わりに投資信託などの資産運用を行います。
この時、円建てであれば普通の積立保険ですが、ドルなどの外貨建てで保険を積み立てたものが、「外貨建て保険」です。

要約すれば、
単純な「外貨で積立てる投資信託」でしかありません。

皆さんの保険金は、保険会社を通じて、投資信託の投資資金となっています。

もちろん、保険会社の利益として、投資リターンの一部が保険会社に吸収されてしまっています。
いわゆる、隠れコストが高くついているということですね。

金融庁も注意する外貨建て保険の罠

では、金融庁は何に対して注意喚起しているのでしょうか。

・投資を提案する時に、その他の類似商品との比較をして説明していない
・顧客の資産状況に応じた保険の提案をしていない

1つ目の、「類似商品との比較をして説明していない」とは、
例えば、銀行預金の金利と比べて、外貨建て保険の利回りの良さばかりを説明して
他の投資商品との比較を全くしていないということです。

それもそうですよね。保険会社が中抜きする外貨建て保険のコストの高さが際立つだけで、誰も購入してくれません。

他の投資商品と比較しないことで、お客さんをだましているのです。

また、外貨建ては、為替リスクがありますが、その説明も十分に行っていないようです。
円建ての積立保険は、利回りが悪くとも元本割れはしない(保険会社が損失を持つ)ですが、
為替リスクにより、外貨建て保険は元本割れする可能性もあります。
そのことを理解していない購入者も多くいるようで、クレームに繋がっています。

2つ目は、「資産状況に応じた保険の提案をしていない」です。
例えば、資産1000万円の人に対して、1000万円分の保険を提案するようなことです。

本来は資産バランスを考えて投資するべきところを、会社の利益しか見ていないのが、保険業界なのかもしれません。

外貨建て保険の注意点

そもそも積立保険はいらない

外貨建て保険を金融庁が注意喚起する理由が分かりましたが、そもそも「保険」と「投資」を混同しないことが重要です。

積立保険の中身は、質の悪いコストの高い投資信託に他なりません。

それであれば、投資はしっかりとした投資信託に投資を行い、
保険が必要であれば、保証の手厚い掛け捨て保険を選ぶべきです。

積立保険は、一切要らない
これが大前提として大切なことです。

手数料の構造が不明確

苦情が多い内容でもありますが、投資商品として内容の説明がされておらず、コストやリスクの面で不透明なのが、積立保険の注意すべき点です。

外貨建て保険の中身をよく見ると、
保証の薄い保険と質の悪い投資信託の組み合わせ
であることは往々にしてあります。

また、為替リスクにより、元本割れをするリスクもあります。

リターンばかりに注意が行って、リスクを把握できないようにする業界の構造自体、危ないものなのかもしれません。

リターンの利回りばかりに目が行くのではなくて、しっかりと投資の中身を把握した上で、投資をすることが大切です。
ここだけではなく、理解して投資することは、すべてに言えることですね。

まとめ:外貨建てに関わらず積立(貯蓄型)保険には入るな

外貨建て保険の中身について解説してきました。
様々な貯蓄型保険がありますが、その中で外貨建てで投資するのが「外貨建て保険」です。

投資の中身は、保険会社が中抜きをするため、コストの高い投資信託であると言えましょう。

保険会社の説明時にも、投資の中身やリスクについて十分になされていないと金融庁が注意喚起しています。
投資の中身をよく把握しないで契約した加入者から、多くの苦情が届いているのも事実です。

「投資」と「保険」は別々に考えて運用するもの。
投資と保険を一緒にするから、構造が複雑になり、不透明で悪質な投資商品となってしまうのです。

保険が必要であれば、保証の手厚い保険を1つ加入するだけで十分ですし、
投資では、「長期・分散・積立・低コスト」の投資方針に沿った投資ををすることが最も確実で早道です。

リスクとリターンの合わない投資商品には手を出さないように気を付けましょう!

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

はんのアバター はん お金からの自由を目指す20代会社員

お金に縛られない自由を求めて資産形成中の20代サラリーマン。20代で1000万円をためたノウハウやこれからの資産形成について発信しています。資産形成をする若者がFIREを目指すまでの記録。

持株月5万/オルカン月30万/個別株不定期/資産1500万達成
多くの方と情報交換出来ればと思いますので、よろしくお願いします!

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