こんにちは。
今日もお金の勉強をして資産形成に繋げていきましょう!
レバレッジ型、ブル型のETF投資は積立NISAでも上位に位置している人気商品です。
とはいえ、普通のETFとレバレッジ型ETFはどちらがおすすめなのか。
レバレッジ型ETFは投資商品として優秀なのかについて解説していきます。
お金に縛られない自由を求めて資産形成中の20代会社員が自身の経験をもとに、資産形成のノウハウやお金の知識について発信している著者が執筆しています。
・20代会社員
・社宅一人暮らし
・20代1000万円達成
・積立投資:持株会5万/オルカン10万
・高配当株や個別株を不定期にスポット買い
結論を言ってしまえば、長期投資や初心者にはレバレッジ型投信はお勧めできません。
実際、私もレバレッジ型ETFは買いませんし、取引に伴うリスクを考えれば、皆さんにもお勧めできる投資ではないです。
金融庁もレバレッジ型ETFに対して注意喚起を行っています。
その内容を見ていきましょう。
レバレッジ型ETF
レバレッジ型ETFとは
まず、ETFとは特定の指数に連動する金融商品のことを指します。
例えば、日経に連動するものは、日経ETFですね。
ETFを利用することで、簡単に自身のポートフォリオを指数連動させることができます。
本来は、ETFは株価指数などに対して単純に連動するシンプルなものでしたが、
現在では、レバレッジ型やインバース型など様々な投資商品が発売されています。
- レバレッジ型
-
ある対象指数に対して、数倍の値動きとなるように価格変動させるETF
ブル型とも呼ばれ、1日の値動きがレバレッジ倍となる - インバース型
-
ある対象指数に対して、まいなす数倍の値動きとなるように価格変動させるETF
ベア型とも呼ばれ、1日の値動きが逆の倍数となる。
金融庁も注意喚起
このレバレッジ型ETFの投資方法について、金融庁は以下のような注意喚起をしています。
・レバレッジ型ETFは、主に短期売買により利益を得ることを目的とした商品
・長期投資には適さない
・投資経験がない個人投資家の方が資産形成を目的とした投資ではない
つまり、初心者にはおすすめできないし、長期の資産形成にも適さないですよ、ということです。
特に、レバレッジの値動きは、「1日」でレバレッジ倍を達成されるように動きます。
そのため、2日以上の運用期間で見た場合、対象の株式指数にレバレッジ倍となるように連動しない可能性があることに注意しなければなりません。
レバレッジ型ETFの危険性
長期投資に適さない
レバレッジ型ETFは、短期売買を目的に設計されています。
例えば、上記のようなグラフでは、
対象商品の値動きに対して、1日ごとの値動きは指数の2倍となるように連動して動いています。
しかし、トータルの2日という単位で見ると、レバレッジ倍となるような値動きになっていことが分かります。
どちらの場合も指数は±0の値動きですが、レバレッジ型では基準価格を下回っていますね。
つまり、短期的には倍数となるように値動きするため、大きな利益が得られる一方で、
長期投資では、不利になる場面があることを意味します。
レバレッジ型ETFは、あくまでも短期売買を目的としており、
長期的な資産形成にはリスクばかり背負うことになります。
コストが高い
一般的に、レバレッジ型ETFは指数に連動させるため、先物取引を用いた運用を行っています。
そのため、レバレッジ型ETFは先物取引コストを負担しなくてはいけないため運用コストが高くなります。
また、先物取引の期限を乗り換える際にも、乗換リスクが生じることに注意しなくてはいけません。
長期的な資産形成には、「積立」「分散」「低コスト」がキーワードでしたね。
コストが高いレバレッジ型ETFは、資産形成には天敵です。
まとめ:レバレッジ型ETFは資産形成に不適格
今回は、レバレッジ型ETFについて紹介してきます。
・レバレッジ型ETFは、短期売買が目的
・コストが高く、長期的な資産運用には不向き
であること分かりましたね。
金融庁も、初心者の資産運用には注意することが掲示されています。
投資全般について言えることですが、
何事も理解して投資することが大切です。
リスクとリターンをよく考えて、目的に沿った正しい投資をしていきましょう。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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