リスクとリターンの関係

こんにちは。
今日もお金の勉強をして資産形成を加速させましょう!

今回は、リスクとリターンの関係とどんなリスクがあるのかを解説していきます。

この記事は、リスクとリターンの関係について書いています。
約10分(2000字)で読むことができます。

はん

お金に縛られない自由を求めて資産形成中の20代会社員が自身の経験をもとに、資産形成のノウハウやお金の知識について発信している著者が執筆しています。
 ・20代会社員
 ・社宅一人暮らし
 ・20代1000万円達成
 ・積立投資:持株会5万/オルカン10万
 ・高配当株や個別株を不定期にスポット買い

投資をする上で、リスクとリターンの関係は切っても切り離せない親密な関係があります。

私たちがそれらのリスクやリターンと付き合うために必要な知識と
そもそもリスクにはどういうものがあるのを説明していきたいと思います。

目次

リスクとリターンとは

リスクの定義

まずは言葉の定義から確認してみましょう。

リスクには様々な種類があり、とても複雑なトピックスです。
一般的にリスクとは、「投資が期待される収益を得られるかどうかの不確実性」であると言えそうです。

損失だからリスク、だけではなく、期待以上の利益を得られた場合もリスクの一種です。
つまり、リスクは、損失と利益を区別しません。

とはいえ、投資家にとって期待外の利益はうれしいものです。うれしい誤算というものですね。

ただし、リスク資産はプラスのサプライズだけでなく、マイナスのサプライズも必ず生じます。
期待値以上にプラスになったものは、いずれ元に戻る。プラスから見たら、マイナス側に傾く可能性があります。
そのため、リスクを収益の不確実性と定義した理由です。

長期的に見れば、右肩上がりの投資収益ですが、一時的に下げるときもあれば、上がりすぎるときもあります。
自分の本来の想定資産を把握するためにも、リスクに対する考え方を復習していきましょう。
(株価の好調時に、過度に浮かれてはいけません)

リターンが不確実であるリスク

一般的な投資時に内在する不確実性は、現金・債券・株式の3つの資産クラスに分類されます。

現金が、最もボラティリティが小さく安定しています。
債券が、現金と株式の中間で適度な期待リターンがある代わりにボラティリティを有します。
株式は、高いリターンがありますがその分ボラティリティも大きくなります。

現金・債券・株式は、それぞれリターンとリスクの範囲があり、資産クラスを使い分けることの大切さを教えてくれます。

米国における資産クラス別、平均リターンは次の通り。
・現金:4 %  ・債券:5 %  ・株式:11 %
対して、ボラティリティは次の通り。
・現金:+15 ~ -0 %  ・債券:+33 ~ -11 %  ・株式:+53 ~ -44 %

リスクとリターンの関係

一般的に、私たちはリスクを嫌います。
同じリターンが得られる場合、より確実に得られる(リスクが小さい)方を選びます。

逆に言えば、高いリスクを取った場合、より高いリターンを求めます。

つまり、リスクとリターンは表裏一体の関係です。
より高いリターンは、より高いリスクを取ってのみ達成できます。

しかし、高いリスクを取ったからと言って、より高いリターンが得られるとは限りません。
(ボラティリティは高いが、上下どちらに転がるか誰もわからない)

高いリターンが期待されるため、投資ではリスク資産である株式をおすすめされます。
ただし、期待値が高いことと、実際に現実リターンとして得られるとが合致するとは限りません。
※長期的に投資することで、期待リターンに近づけることはできるかもしれませんね。

ポートフォリオのリスク管理

では、リスクの分散をするためにはどうするべきなのでしょうか。

分散投資

一つが、分散することでリスクを軽減することができます。

株式や社債など単一の企業や団体に投資する場合、企業特有のリスクにさらされるため、リスクが非常に高くなります。
万が一の不幸な出来事があれば、収益に直接的に影響を及ぼします。
最悪な場合は、会社が倒産し、投資の価値をすべて失う可能性もあります。

それを回避するために、幅広いポートフォリオを組む必要があります。

例えば、市場全体の平均になるようにポートフォリオ内を分散させることです。
インデックスファンドで簡単に達成することができますね。

分散投資することで、企業固有のリスクを排除することができます。

ただし、それでもなお、実質金利の上昇が債券市場全体に影響を与える場合や市場全体が暴落する場合など、資産クラス全体に影響するようなリスクを避けることはできません。

資産クラスの適切な配分

資産クラス全体に影響するようなリスクを極力避けるためには、資産クラスの適切な配分が必要です。

資産クラスとは、現金や債券、株式のそれぞれの枠組みのことを示します。
つまり、現金比率や株式比率を適切に設定することが大切なのです。

資産配分の重要な点は、リスクのない資産とリスクの高い資産の適切な組み合わせとすることです。

資産クラスの配分は、投資家自身の能力や意欲、資産運用の目的などにより変動します。
配分の仕方については、以下にて詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

私たちが、投資する上でやることは2つだけ
①株式市場を分散して保有する
②株式と現金の比率を調整する

様々な種類のリスク

最後に、私たちが考えなければいけないリスクについて知っておきましょう。
リスクを知ることで、対策も立てやすくなりますし、想定外をなくせますからね。

投資時に直面するリスクは以下の通りです。

・流動性リスク :売買機会が限られ、必要の時に売却できないリスク
・政治的リスク :法律や政治体制の変更による投資へのリスク
・インフレリスク:投資の収益がインフレに追いつかないリスク
・財務リスク  :企業固有の債務状況に対する株式や社債に影響するリスク
・経営リスク  :アクティブファンド運用時等のファンド判断に起因する収益低下リスク
・為替リスク  :為替トレードに起因するリスク

債券に与えるリスクとして、以下が追加で考えられます。

・金利リスク :金利変動による資産価格が変動するリスク
・信用リスク :デフォルトにより債券価値が低下するリスク
・コールリスク:債権を早期に償還するリスク(代替投資先を見つける必要がある)

さらには、人間だからこそ生じるリスクもあります。
長期的に見れば、理想と現実と言ったところでしょうか。(シミュレーションの難しさとも言えます)

・長寿リスク :投資家自身が保有資産よりも長生きするリスク
・ショートフォールリスク:目標とする資産額、あるいは投資リターンに達しないリスク

まとめ:リスクを知って、上手に付き合おう!

以上、リスクとリターンについて解説してきました。

大きなリターン(収益)をもたらしてくれるリスクですが、
一方で、不確実で未来を見通せないのもリスクの特徴です。

様々な種類のリスクがありました。

投資家として、リスクから逃げるのではなくて、どんなリスクがあるのをよく学び、リスクと上手く付き合うことで、そのお礼としてもしかしたらリターンを得られるのかもしれません。

リスクを単に怖がっていては前には進めません。
リスクを掌で転がしてやるくらいの気持ちで理解して付き合うことで、自身のスキルとなるかもしれませんね。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

はんのアバター はん お金からの自由を目指す20代会社員

お金に縛られない自由を求めて資産形成中の20代サラリーマン。20代で1000万円をためたノウハウやこれからの資産形成について発信しています。資産形成をする若者がFIREを目指すまでの記録。

持株月5万/オルカン月30万/個別株不定期/資産1500万達成
多くの方と情報交換出来ればと思いますので、よろしくお願いします!

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