医療保険は本当に必要?

こんにちは。
今日もお金の勉強をして資産形成をしよう!

今回は、医療保険の必要性について解説していきたいと思います。
多くの人が、進学や就職などの節目で送られてくるパンフレットの医療保険に加入する場合がほとんどだと思います。
その時に、いるいらないを自分で判断できるように知識をつけていきましょう!

この記事は、医療保険の必要性について書いています。
約15分(3000字)で読むことができます。

はん

お金に縛られない自由を求めて資産形成中の20代会社員が自身の経験をもとに、資産形成のノウハウやお金の知識について発信している著者が執筆しています。
 ・20代会社員
 ・社宅一人暮らし
 ・20代1000万円達成
 ・積立投資:持株会5万/オルカン10万
 ・高配当株や個別株を不定期にスポット買い

人生の中で最もお金がかかるのが、家・車・保険の3つです。
その中でも今回は、保険に切り込んでいきましょう。

目次

保険とは

保険の最初の仕組みは、交易時の荷物に対して掛けられたものが原型となりました。
今でいう医療保険は、エリザベス一世が海賊行為のケガを保証したことから始まったと言われています。ケガをしても保証してくれるバックアップがあったからこそ、気兼ねなく海の覇権争いができたのかもしれませんね。

ちなみに日本では、福沢諭吉がヨーロッパの保険制度を紹介したいことがきっかけでした。
当時は、人の不幸にお金を掛けるのかと反発に合い、普及までに時間がかかったそうです。

保険の種類

現在の保険制度は、多くの種類がありとても複雑です。
大まかに分類すると3つありますので、ぜひ知っておいてほしいと思います。

生命保険

いわゆる「生死」の補償をするのが生命保険です。

定期保険、養老保険、終身保険、学資保険や個人年金保険などがこれに該当します。

万が一の不幸の時に払われるだけでなく、個人年金保険のように逆にその年まで何もなければ払われるものも多くあります。
年金のようなものですね。長生きしたときのリスクを保証するタイプの保険です。

医療保険

「医療や介護」の補償をするのが医療保険です。

ケガを保証する医療保険や障害保険、がん保険、介護保険などがあります。

他にも、大学共済のようなある団体に所属するチームを対象にした保証制度が、「共済」と言われるものです。
皆で少しずつお金を集めて、万が一の時に保証する。
助け合いの精神が、共済ですね。

損害保険

最後に損害保険は、文字通り「損害」の補償をするものです。

自動車保険や火災保険、賠償責任保険などが該当します。

偶然の事故によって生じた損害額に応じて保険金が支払われます。
特に、自転車事故などで数億円の賠償責任を負ったなど、一時ニュースになりましたが、そのような賠償責任に対して保証されます。今では、自転車に乗るときには、自転車保険等の自転車事故を保証する保険への加入が必須になりましたね。

保険の仕組み

では、保険の仕組みとはどういうものなのでしょうか。

「保険」とは、万が一の時の備えになるものです。
例えば、貯蓄だと目標金額前に事故があった場合、不足分が生じてしまいます。
一方保険であれば、保険期間を通じて、保証を得ることができます。
つまり、目の前の不安を解消してくれるのが保険ですね。

「相互扶助」とよく言われます。
お互いを助け合うという意味です、お互いに保険金を出し合い、誰かの不幸のために集めたお金を使う。

さらにそれに、将来への貯蓄を合わせたものが、積立と言われるものです。

掛け捨て

保険期間が終われば、保険が終了するのが掛け捨て保険です。

相互扶助の原理をそのまま適用したもので、保証に対して保険料が安いのが特徴です。

積立

一方で、保険満了後に満期保険金が支払われるのが、積立保険です。

保険期間中は保険として、満了後は投資商品として機能します。

ただし、投資利回りは限りなくゼロに近く、投資商品としての魅力は薄いですが、保険と組み合わせることで見栄えよく見せています。
このブログでは、保険と投資は分けて考えるという原則を重視しているため、おすすめしていません。

医療保険は必要か

保険について復習したところで、医療保険は必要なのでしょうか。不要なのでしょうか。

結論:医療保険は要らない

医療保険はなぜ必要なのでしょうか。

いぜというときにお金が足りないから?
がんになったらどうするの?
将来が心配だから?

いろんな声が聞こえてきそうですね。

もし病気になって入院した場合に掛かる医療費と現在得られる補助金をしっかり確認して
無駄なお金使いがないようにしたいですね。

国民健康保険

私たちは、国民皆保険制度に守られています。
すべての国民が公的医療保険に加入することになっており、病気や事故のときの高額な医療費の負担を軽減します。

サラリーマンであれば、健康保険。
公務員であれば、共済組合。
自営業等であれば、国民健康保険。
75歳以上は、後期高齢者医療制度。

などいづれかの健康保険制度に加入しています。

そこでは、医療費の3割負担、高額療養費制度が保証されています。
特に高額療養費制度では、大きな手術をして長期入院したとしても限度額が決められているため、数百万円の医療費がかかるという事態にはなりません。

下の表のように、所得に応じて限度額が決まっていますが、おおよそ10万円程度の自己負担額のみで済みます。
どんなに高額の医療費が掛かっても、上限が決まっているのです。
例えば、区分ウの人が、3か月入院しても、24万円程度の自己負担のみで大丈夫です。

70歳未満区分(月額)

最低限必要な医療費は自分で蓄える

大切なお金を保険に使うなら、最低限必要な医療費を自分で蓄えることが大切です。

高額療養費の自己負担額の数か月分を蓄える
仕事のできない期間の生活費を数年分蓄える
これだけで、保険よりもずっと安心で費用が掛かりません。

医療費の上限が決まっているからこそ、自分で備えることで対策できます。

それでも医療保険が必要な人

とはいえ、医療保険が必要な人はいます。

それは、大学生や新社会人などの貯金が全くなく、その日暮らしをしている人です。

大学生協の共済や民間の掛け捨て保険は、月額が安く保証も比較的手厚くされています。
貯金がない人にとっては、もし明日何かがあった時に対応できなくなってしまします。

そうならないために、最低限の貯蓄のない人に限って、保険に入るようにしましょう。

とはいえ、高い保険は必要ありません。
「共済」もしくは「掛け捨て」の保険1つのみだけで、十分です。

まとめ:多くの人にとって、医療保険は不要

保険の種類から、医療保険の必要性について解説してきました。

結論は、ほとんどの人にとって医療保険は不要です。
国民皆保険での保証を十分活用して、最低限必要な医療費を貯蓄するようにしましょう。

どうしても、その日暮らしの人は、掛け捨て保険のみでいいです。
学生は、学生共済が安くおすすめです。

保険にたくさん加入して、心配するよりも
必要最低限の生活防衛資金をしっかりと貯蓄することが大切だと思います。
保険に入っても病気が治ることはありません。
心身ともに健康でいるために、保険代として使うのではなく、自分のためにお金を使いたいですね。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

はんのアバター はん お金からの自由を目指す20代会社員

お金に縛られない自由を求めて資産形成中の20代サラリーマン。20代で1000万円をためたノウハウやこれからの資産形成について発信しています。資産形成をする若者がFIREを目指すまでの記録。

持株月5万/オルカン月30万/個別株不定期/資産1500万達成
多くの方と情報交換出来ればと思いますので、よろしくお願いします!

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