こんにちは。
今日もお金の勉強をしていきましょう!
今回は、インデックス投資をする上での至上の命題ともいえるテーマです。
皆さん悩むと思います。「s&p500」か「オルカン(全世界株式)」か。
どちらを選べばよいのか、違いを説明しながら考えていければと思います。
お金に縛られない自由を求めて資産形成中の20代会社員が自身の経験をもとに、資産形成のノウハウやお金の知識について発信している著者が執筆しています。
・20代会社員
・社宅一人暮らし
・20代1000万円達成
・積立投資:持株会5万/オルカン10万
・高配当株や個別株を不定期にスポット買い
私自身、オルカンに投資を行っていますので、多少の偏りはご容赦願いつつ、皆さんがチョイスする時の助けになればうれしいです。
また、なぜ私はオルカンを選んだのかも踏まえて皆さんにお伝えしていきます。
結論:どちらでもいいが、悩むなら全世界株式がおすすめ
結論を言えば、どちらでもいいので、早く投資しなさい。
となりますが、一般に悩むなら全世界株式を選べば間違いはないでしょう。
三菱UFJ国際投信が提供しているインデックス連動のファンドシリーズ(eMAXIS Slim)は、どれを選んでも手数料が安く優良ファンドです。
その中でも有名なのが、S&P500と全世界株式です。
投資妙味からすれば、五分五分の争い。あとは、リスナーさんが長く続けられるのがどちらかという世界だと思います。
もし少しでも分散投資で心の安定を保てるのならば、自ずと全世界株式が選択肢に入ってくるでしょう。
S&P500と全世界株式の両方から、それぞれの良さとデメリットをお伝えしていきます。
eMAXIS Slim S&P500 と 全世界株式の比較
まず、概要を理解してもらうためにそれぞれの比較をしていきましょう。
eMAXIS Slim | S&P500 | 全世界株式 |
---|---|---|
運用会社 | 三菱UFJ国際投信 | 三菱UFJ国際投信 |
対象地域 | 米国 | 先進,新興国 計47か国・地域 |
対象銘柄数 | 505 銘柄 | 2925 銘柄 |
ファンド設定日 | 2018年7月3日 | 2018年10月31日 |
時価総額(2023年1月時点) | 1兆7981 億円 | 9015 億円 |
信託報酬 | 0.0968 %(税込) | 0.1144 %(税込) |
隠れコスト含む実質コスト | 0.112 % | 0.170 % |
買付手数料 | なし | なし |
分配金 | なし | なし |
リターン年利(1年/3年) | 10.13 % / 19.77 % | 10.04 % / 16.34 % |
どちらとも、手数料が安く多くの方が利用しているインデックスファンドの一つです。
大きく違うのが、S&P500が米国のみであるのに対して、全世界株式は米国を含む47の国と地域に投資をしています。
それでは、それぞれのファンドについて詳しく見ていきましょう。
S&P500
米国こそが世界最大の経済大国
S&P500を押す主張の一つ目が、アメリカこそ世界最大の経済大国であり、投資世界ではレジェンドであることです。
アメリカの投資の歴史は長く、制度や法整備もしっかり整っていることから治安リスクも低く、
現在でもGOOGLEなどのハイテク株のほとんどがアメリカ企業で、他国の進出を許しません。
イノベーションの中心地はいつもアメリカですからね。
今も昔も繫栄しているアメリカの株を買っておけば、今後も安泰と言えそうです。
逆に言えば、全世界株式では低成長な国や治安リスクのある新興国を含んでいることから、逆に長期投資する上でリスクになる可能性もあります。
中国が迫ってきているとはいえ、GDP世界一位は依然としてアメリカにある現状。
リスクが高く低成長な国を含むくらいなら、現在も多くの分野で牛耳っているアメリカ一択で投資する意義も頷けます。
米国企業に投資することで新興国成長も取り込める
さらに、S&P500だと新興国の成長が取り込めないかと言えば、そうでもないでしょう。
例えば、新興国のある国が急激な経済発展を遂げたとしても、googleやamazon、appleのサービスはいたるところで提供されており、結果的にアメリカ企業の収益も増加しそうです。
つまり、アメリカ企業の多くはグローバルに活動しており、万が一新興国の成長がアメリカ以上となってもそれを取りこぼすことはないと言えそうです。
実際、中国の発展の時も、経済規制があったもののアメリカへの利益も莫大なものとなりました。
世界経済が繋がていると考えれば、米国企業に投資することで他国の成長も取り逃すことはないでしょう。
余計なコスト・リスクがかからない
アメリカは投資の歴史が長く、国としても制度としてもしっかりしています。
実際にS&P500と全世界株式では、隠れコストも含めて0.06 %ほどS&P500の方が安く有利です。
余計なコストを払ってまで全世界株式に投資をする意味はないでしょう。
また、通貨リスクも全世界株式では負わなければなりません。
歴史が長く、法整備が充実しているアメリカのみの方が、長期投資にはリスクが減って有利になります。
コストも安く、投資の中心地であるアメリカの成長を買うことで新興国の成長も取り込めるならば、全世界株式の意義は薄くS&P500一択になりそうですね。
だからこそ、時価総額1兆円越えの大人気商品となっているようです。
全世界株式(オルカン)
米国一強がこれからも続くとは限らない
一方で、全世界株式を購入してる人の主張でよく聞くのが、
アメリカ一強の現状は、これからも続くとは限らない
ということです。
実際、アメリカに過去に株価が低迷した時代がありました。
これからの経済を考えたときに、必ずしもアメリカ一強が続くとは誰も予想できないでしょう。
分散投資の王道
そもそも、分散投資の王道は、投資先を限定せずに
市場全体を買うことでしたね。
新興国なのか、アメリカなのか悩むことは本来ふさわしくないのです。
長期・分散・低コストの積立投資をするする時点で、選ぶべきは全世界株式であるはずですね。
リターンがいいから米国限定にする選択を一つ挟むことは、本来のインデックスファンドのあるべき投資目的とは異なてきます。
インデックスファンドの歴史上でも、全世界株式が初めに設定されました。
一番伝統的なインデックス投資手法が全世界株式で間違いなさそうです。
市場が低調な時に心理面での支えとなる
S&P500か全世界株式かで悩んでいる方で、決め手がリターンの大小だけである人は
きっと米国株が下落したときに狼狽売りして他の株に心変わりするでしょう。
リターンがいいから選んだ銘柄のリターンが予想より低かった場合、どれだけ耐えられるのか考えると分かりやすいですね。
値下がりしているファンドを保持室図けるためにも、取捨選択せずに分散投資することが大切だと思います。
隣の芝生は青く見える理論で、リターンに応じて右往左往するのではなくて
確固たる理論や考えをもって、長期投資できる銘柄を選ぶべきであり
その解が「全世界株式」であると言えそうです。
まとめ:S&P500と全世界株式はどちらでも良いが、迷うなら全世界株式をおすすめ
いかがでしたでしょうか。
S&P500と全世界株式の違いについて紹介してきました。
甲乙つけがたいのがこの2つです。
筆者からおすすめするならば、全世界株式一択ですが、
投資は自己責任、どちらを選べば長期投資できるのかよく考えて選んでほしと思います。
投資は結果がすべて。
余剰金をなるべく多く、なるべく早く、なるべく長く投資することが大切です。
よく悩んで、一生付き合える投資ファンドを探して投資していきましょう!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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