こんにちは。
今日はFIREまでのお金の道筋を見ていきましょう!
FIREするのに一番気になるお金の予測を今回は解説していこうと思います。
貯蓄率を高めて長期投資しようと言われますが、どのくらい貯めればFIREできるのでしょうか。
様々なモデルを使って、試算していきたいと思います。
お金に縛られない自由を求めて資産形成中の20代会社員が自身の経験をもとに、資産形成のノウハウやお金の知識について発信している著者が執筆しています。
・20代会社員
・社宅一人暮らし
・20代1000万円達成
・積立投資:持株会5万/オルカン10万
・高配当株や個別株を不定期にスポット買い
どのくらい頑張れば、将来どのくらいの資産形成ができるのか。目標とするFIREのあり方など、資産所得を将来十分にあるのか皆さん不安に思っていることだと思います。
お金のシミュレーションをすることでそんな不安も解消することができます。
あくまでも予測ですので、あくまで平均的なモデルとして参考にしていただければと思います。
ちょっと画像多めだけど、最後までお付き合いくださいね!
貯蓄率とFIREの関係
貯蓄率とFIREの関係は有名ですね。
「FIRE達成までの期間は、収入の大きさに関わらず、貯蓄率のみによって決定する」
というものです。
一方で、FIREした後もずっと同じ倹約は辞めたいなど、FIREしてから旅行など自由なお金の使い方が増えることも想像できます。
そんな時、貯蓄率=FIRE達成期間とは必ずしも言えないでしょう。
では、一体どのくらい頑張れば、皆さんが思っている理想のFIREができるのか、将来得られる資産所得の観点から探ってみたいと思います。
資産シミュレーションの前提
計算を簡単にするために資産シミュレーションには以下の条件のもと行っています。
出来る限り一般的な現実的な数値で計算を行います。
・収入は手取り月収とする。
⇒ボーナスのある方は、ボーナス込の月収を当てはめてください
⇒給与の増加を見込んでいません
・貯蓄率は、手取り額に対して貯蓄できる額をいう。
・一定の貯蓄率を定め、貯蓄額すべてを投資資本とする。
⇒実際には生活防衛資金を設定する必要がありますが、本シミュレーションからは省略します
・投資収益は年利で考え、5%とする。
⇒インデックス投資であれば現実的設定です
⇒税金等は考慮していないのでご注意ください
・資産所得は、全資産額の4%を毎年得られるものとする。
⇒4%ルールに従っています
実際には、投資利回りの変動、収入の増減、税金や手数料、現金保有などのポートフォリオの偏りなどがあるため、想定通りにはなりません。
しかし、かなり現実志向で計算しているため、多くの場合でより早く達成できる方も多いことかと思います。
表の見方を解説します。
「緑」枠が、変数として、それぞれ変化させながら見ていきます。
「灰」枠が、定数として、今回疑似的に仮定しました。
「橙」枠が、シミュレーション結果となります。
例えば、ボーナス込月収40万円の方が、貯蓄率25%で20年間投資したとすると、20年後の試算は約4000万円となり資産所得は毎月に換算して13.2万円を得られます。
変数が多いため今回は、収入と貯蓄率を変化させて、将来的な資産所得が20万円を達成できる投資期間を設定した場合を見てみることにしましょう。
収入・貯蓄率・投資期間に対する将来の資産所得
貯蓄率10%の場合
節約を始めてからまず目指す目標が、貯蓄率10%だと思います。
では実際に貯蓄率10%でどのくらい資産形成ができるのでしょうか。
手取り月収が、20、40、60万円のそれぞれについて見ていきたいと思います。
資産所得が4%ルールで取り崩す場合、投資期間が54年となりました。
また、ボーナス込の月収が60万円であっても34年の投資期間が必要になります。
とても早期リタイヤはできそうにありませんね。
しかし、老後資金という観点では、まず困ることのない資産を築くことが出来そうです。
そのため、貯蓄率10%を目標にすべき人は、FIREではなく老後資金の心配をしている人であると言えそうです。
貯蓄率20%の場合
貯蓄率10%では、FIREまではまだまだ道のりが遠いことが分かりました。
それでは、貯蓄率を20%まで増やしたらどうでしょうか。
ボーナス込の月収が40万円の方であれば、30年で資産所得で毎月20万円を得られることが分かります。
実際には、一般的なサラリーマンであれば昇給などがあるため、シミュレーションよりも早く達成できそうです。
多くの方が、30~40年間会社に勤めることから、このくらいの資産があれば、人より一足先にFIREを達成できそうです。
時間はかかりますが、着実に資産形成することで、将来への自由を手に入れられそうです。
しかし、若いうちら始めないと意味がありませんし、体力のある若いうちでのFIREは収入がバグっていないと依然として難しいこともわかります。
ただし、万人にお勧めできる貯蓄率目標であることから、
少し余裕分を見て、「とりあえず貯蓄率25%」を当ブログでは推奨しています。
貯蓄率40%の場合
もっと頑張って、貯蓄率40%を目指した場合はどうでしょうか。
収入は20万円でも、30年後にはFIRE達成。
収入が60万円あれば、15年で資産所得20万円を達成することができます。
収入にもよりますが、より現実的にFIREを目指せる水準となったのではないでしょうか。
貯蓄率60%の場合
更に貯蓄率を高めて、貯蓄>支出となった場合を考えてみましょう。
多くの方には難しい水準だとは思いますが、本気で若年FIREを目指している方には、一つの目標となる貯蓄率であると思います。
収入が20万であっても、約25年で到達し、普通の人に比べれば10年も早くFIREを達成することができます。
また、ボーナス込40万の平均的な収入であれば、15年でFIREすることができます。
若年FIREの夢も見えてくるレベルとなりました。
一方で、収入20万円の場合はの生活支出は8万円となり、FIREまでの生活は苦しくなりそうです。
40万円の場合も、毎月の支出を16万円以内に収めないといけません。
並みの努力ではできませんが、節約スキルを磨いて効率よく支出を減らせていけば実現できるものでもあります。
ここまでくれば、FIREまでは時間の問題ですね。
貯蓄率80%の場合
最後に、仙人ともいうべきでしょうか。
貯蓄率80%の場合を見ていきましょう。
収入が40万円でも、毎月の生活費は8万円以内。
収入が60万円でも、たったの12万円しか使えません。
しかし、その代わり、収入60万円の場合だと、10年を切る期間で資産所得20万円を達成できます。
ただし、若いうちには資格の勉強や旅行など、経験に必要な出費もあります。
必ずしもここまでの倹約が必要かどうかは、自身によく問いかけてほしいと思います。
とは言え、魅力的な資産形成であることも確かです。
終身雇用が失われた今、若いうちから資産形成する意義は大きいですね。
まとめ:収入と貯蓄率に対する資産形成シミュレーションをしました
資産形成する時には、このままやってもいいのか・道は間違えてないか不安になるものです。
そんな不安を少しでも和らげ、今後のライフプランを立てる上での参考になれば幸いです。
今回は、収入・貯蓄率・投資期間をパラメータに、4%ルールで取り崩した時の資産所得を算出してみました。
特に、若い人は収入が少ない一方で活動量も多いので必然と出費も多くなるものです。
自身の経験とFIREまでの目標のバランスをしっかり考えた上で、あなただけの目標を立ててみてください!
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