今日も元気にお金の勉強をしていきましょう!
今回は、貯蓄するうえで「金額」で考えるのか「率」で考えるのかというお話をしていきます。
お金のなる木である資本を蓄えるにも、まずは貯金が大事ですが、その貯金の仕方について伝授します。
お金に縛られない自由を求めて資産形成中の20代会社員が自身の経験をもとに、資産形成のノウハウやお金の知識について発信している著者が執筆しています。
・20代会社員
・社宅一人暮らし
・20代1000万円達成
・積立投資:持株会5万/オルカン10万
・高配当株や個別株を不定期にスポット買い
twitterでも○○円毎月貯金とよく書きますが、実際に大切なのは収入からの貯蓄「率」なのです。そんな貯蓄率のお話をしていきます。
FIREにも有効な貯蓄率
「FIRE 最強の早期リタイア術 最速でお金から自由になれる究極メソッド」によると、リタイヤまでの年数に貯蓄額は関係なく、貯蓄率のみに依存するというものです。
数学的な話をすれば、このグラフを算出することもできますが、ここでは直感的な話をしていきましょう。
FIREするのに必要な考え方として、4%ルールがあります。これは、毎年自分の資産の4%分を取り崩して生活費とすれば、資産の利回りがあるため30年以上切り崩しても、元本がなくなることはない。というものです。
この4%を確保できるまでの年数が図でいうリタイヤまでの年数にあたります。
生活費が大きくても貯蓄率が10%しかない人よりも、生活費が低くても貯蓄率が80%ある人の方が、元の生活費が低いのでより早く4%を達成できそうですよね。逆もしかりです。
つまり、今の生活費に対してどれくらいの額を貯蓄に回しているのかでリタイヤの速さが決まります。だからこそ、資産形成をする上で、貯蓄額ではなく貯蓄率を重視してほしいと思います。
(4%ルールについては、また別記事にて細かく解説しようと思います)
若い時から目指すべき貯蓄率は○○%
お勧めするのは、「25%」
では、実際にいくら貯蓄すればよいでしょうか。
私のお勧めは、1/4貯蓄法です。給与の25%は最低限貯蓄へ回しましょう。4か月で1か月分の貯蓄、1年で3か月分の貯蓄をおすすめします。
考え方は、住宅ローンに似ているかと思います。万人に無理なく最大限支出できるのが25%なのです。
住宅ローンで手取りの25%に抑えれば、様々なライフイベントがあっても、実際に多くの人が返済ができています。
裏返せば、貯蓄においても、とりあえず25%程度であれば誰でも貯蓄を長期的に続けられる水準なのではないかと思います。
まずは、貯蓄率25%から始めてみましょう。
更に先取り貯金をして、貯蓄率を維持しよう
さらにやってほしいのは、先取り貯金することです。
貯金率を決めても人間は曖昧な生き物です。厳密に家計簿をつけてる人でなければ、実際にいくら貯められているのか把握できないでしょう。
そこで、重要になってくるのが、「先取り貯金」の考え方です。
貯蓄率を必ず達成するために、給料が入ったら目標の貯蓄率分先に引き出して、別の口座等に保管します。その残りを毎月の生活費にすることで、お金の使い過ぎを防ぎ、貯蓄を長く続けることができます。
また、目標以上にいくら貯めたかもわかりやすくなります。生活用の口座にも思いのほか貯金することができていれば、目標の貯蓄率以上の貯蓄をできている証拠ですし、モチベーションアップにもつながるでしょう。
仙人になる人は最低限の生活費以外は貯蓄しよう
ここからは、貯蓄が趣味レベルの仙人を目指す方法です。
それは、貯蓄率○○%ではなくて、最低限の生活費以外はすべてを貯蓄する方法です。
例えば、毎月10万円で最低限生活できる人がいれば、その10万円以外はボーナスを含めてすべて貯蓄に回します。使いたいだけ使った残りを貯蓄に回すのではなく、使えるお金は無駄なものをすべて省いた後の「最低限の生活費」であることが必要です。生活費をコントロールできる「節約」スキルが十分に身についた人限定ですが、そうして資産形成を行っている人もいることを知っておいてください。
上には上がいることを知っていれば天狗になることもないですね。
まとめ:貯金は「率」で考えよう
今日のまとめです。
貯蓄率は、FIREを考えるうえでとても重要なことが分かりました。特に収入が増減しやすい若いうちには、「率」に注目して資産形成をしてみてください。
・貯蓄率は、25%を目指そう!
・先取り貯金で、しっかりと貯蓄率を確保しよう!
貯蓄率を把握する上でも、自身の家計管理を把握する必要があります。貯蓄率からまずは始めてみましょう。
試行錯誤することが大切です。自分には無理と思わずに、実践してみてくださいね。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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