お待たせしました。
今日もお金の勉強していきましょう!
今回は、分散投資の大切さについて学んでいきたいと思います。
投資をするにも、銀行株だけなど分散投資していない方も多く見受けられます。短期的な売買が目的ならいいですが、長期的な資産形成を目指すなら、分散投資の考え方をぜひ身につけましょう。
お金に縛られない自由を求めて資産形成中の20代会社員が自身の経験をもとに、資産形成のノウハウやお金の知識について発信している著者が執筆しています。
・20代会社員
・社宅一人暮らし
・20代1000万円達成
・積立投資:持株会5万/オルカン10万
・高配当株や個別株を不定期にスポット買い
分散投資の何がいいのか、分散しないとどうなるのかを学んで欲しいと思います。
お金の勉強を続けることが大切です。今回もしっかり学んでいきましょう!
卵を一つのかごに盛るな(Don’t put all eggs in one basket)
資産運用には「卵を一つの籠に盛るな」ということわざがあります。
もし、すべての卵を同じ籠に入れてしまっては、落とした時に持っていた卵をすべて割ってしまいます。しかし、分散によって、卵を小分けにして籠に入れておけば、万が一の時に卵が割れる被害を最小限に抑えることができます。
例として、Microsoft の株式と Microsoft の債券だけで構成される投資ポートフォリオを保持している、Microsoft に雇用されている人を考えてみましょう。
もし会社が倒産してしまっては、収入も失いますし、株価も下落、債券も二度と帰ってこないかもしれません。
雇用も貯蓄も大きなダメージを負ってしまします。
この状態がまさに、卵を一つの籠に持った状態ですね。
そのため、これから上がりそうなセクターを予測するのではなく、広く分散されたファンドや市場全体を買えるようなファンドを購入することが大切です。
市場平均しか狙えませんが、多くの投資家のリターンは市場平均にすら達していません。つまり、市場平均を常に狙えることは、とても優秀な投資結果になりえます。
リスクとリターンの相関係数について
投資ポートフォリオを分散させることがリスクの低減に寄与する理由の一つに、相関係数があります。
例えば、株式と債券を見たときに、最終的な成長方向は同じだとしても、個々のタイミングでは必ずしも連動して上下するとは限りません。これらの動きの関係を定量的に示したものが、「相関係数」と言われるものです。
例えば、青と赤の線のような状態のことを示します。ポートフォリオの全体的な動きは一致していますが、それぞれのジグザグは真逆の結果となっています。この関係性が相関係数です。
相関係数は、+1 ~ -1 の値を取り、-1の時は相関が逆(上図のような赤と青の関係性)であり、+1の時は相関関係強い(片方が上がるときは一緒に上がり、下がるときは一緒に下がる)となります。
一般的に、投資の世界では自ずと正の相関関係となります。というのも、不況の時は全部が下落し、好況の時は多くで値上がりします。
実際に年金運用を行っているGPIFが算出した相関関係を見てみましょう。
債券と株式には負の相関があることが分かります。つまり、株式と債券をバランスよく持つことで、価格変動リスクを減らすことができます。
ポートフォリオの多様化がもたらすリスク低減策の一つですね。
市場の動きを予測することはできない
もう一つ有名な指針があります。
「投資収益のカラン周期表」です。
全世界株式やアメリカ株式、債券など多様なポートフォリオに対して順位を付けたものです。
同じ色が同じポートフォリオを表しており、上から1位~9位の収益ランキングに並べています。
ここで言いたいことは、それぞれに全く規則性がなく、どれが来年の一位になり、どれが最下位になるのか予測できないことです。
一方で、分散投資を行えば、1位になることはないかもしれませんが、最下位になることもありません。
大きな損失を避けるためのリスク回避のためにも、分散投資することが大切なのです。
まとめ:分散投資するべし
今回は、分散投資の重要性について見てきました。
ついついより高いリターンを求めて、一極集中の投資になりがちですが、長く投資の世界に居続けるためにも、分散投資することを意識してみてください。株価が好調の時には損した気分になるかもしれませんが、いづれ来る暴落時の精神安定剤になることと思います。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました。
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